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今回は、【HIIT】について解説していきます！

HIITについて

HIIT（高強度インターバルトレーニング）は、短時間で最大限の運動効果を得られるトレーニング方法として、多くの研究でその効果が証明されています。HIITは、短時間の高強度運動と、それに続く低強度運動や休息を交互に行うことで、心肺機能や代謝機能の向上、体脂肪の減少、筋力の増強など、さまざまな健康効果をもたらします。

まず、心肺機能の向上に関しては、HIITは持久力を高める効果が従来の持久的なトレーニング（連続的な中強度運動）と同等か、あるいはそれ以上であることが報告されています。これは、短時間であっても高強度の運動を繰り返すことにより、心肺系への負荷が大きく、適応が促進されるためです。例えば、2014年のGillenらによる研究では、2週間のHIITが従来のトレーニングと同様に有酸素能力を向上させることが示されました。

また、HIITは代謝機能の向上にも寄与します。特に、インスリン感受性の改善が顕著で、2型糖尿病やメタボリックシンドロームの予防・改善に有効であるとされています。2011年のLittleらの研究では、2型糖尿病患者に対して行った6週間のHIITが、インスリン感受性を大幅に改善し、血糖コントロールに良い影響を与えることが確認されました。

さらに、HIITは脂肪燃焼効果が高いことも特徴です。これは、エクササイズ後も高い代謝状態が持続する「アフターバーン効果（Excess Post-exercise Oxygen Consumption: EPOC）」が関与しています。2012年の研究で、20分間のHIITが、同じ時間の中強度運動よりも24時間後のエネルギー消費が高いことが示され、結果として体脂肪減少に効果的であるとされています。

筋力や筋持久力においても、HIITは伝統的なウエイトトレーニングと比較しても遜色ない効果を持つことが確認されています。2015年のWahlらの研究では、特に下半身の筋力向上が顕著であり、これはジャンプやスプリントのパフォーマンスを必要とするスポーツ選手にとって有益であると示されています。

このように、HIITは短時間でありながら多様な健康効果を持つトレーニング方法として、忙しい現代人やアスリートにとって非常に有用です。また、時間効率が良いだけでなく、心肺機能、代謝機能、体組成、筋力など、全身のさまざまな機能を包括的に向上させる点でも優れています。しかし、HIITは高強度であるため、心臓病や他の健康問題を抱えている人には医師の相談が必要です。
パーソナルジムRESCORPNES蒲田西口店
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