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前ももの張りについて

こんにちは!
蒲田駅から徒歩で2分のパーソナルジムRESCORPNES蒲田西口店です!
今回は、【前ももの張り】について解説していきます!

前ももの張りについて

前ももの外側が張っている(すなわち大腿四頭筋の外側広筋の過緊張や過活動)が起こる原因や、それによって生じる可能性のある問題については、主に筋骨格系のバランスの崩れが関与しているとされています。以下に、その関連性についての研究をもとに説明します。

1. 筋バランスの不均衡と姿勢への影響

前ももの外側が張るという症状は、一般的に外側広筋の過活動や他の筋肉群とのバランスの乱れによって引き起こされます。たとえば、内側広筋や中殿筋が弱化することにより、外側広筋が代償的に過活動を示すことがあります。これにより、膝蓋骨が外側に偏位しやすくなり、膝関節への負荷が増加します。

膝蓋骨の位置異常は、「膝蓋骨不安定症(patellofemoral pain syndrome)」のリスクを高めることが知られています。膝蓋骨不安定症は、ランニングやジャンプのような反復的な動作に関連し、膝前部に痛みを引き起こす可能性があります。また、膝の安定性が低下すると、他の筋肉や関節にも悪影響が及び、全体的な姿勢や運動パフォーマンスにも悪影響を及ぼします。

2. 過緊張と柔軟性の低下

外側広筋が過緊張すると、筋肉自体の柔軟性が低下し、筋膜や筋繊維においてトリガーポイントが形成されることがあります。これにより、局所的な痛みや、関連痛(体の別の部位に放散する痛み)を引き起こす可能性があります。トリガーポイントの存在は、動作パターンの異常やさらなる筋骨格系の障害を引き起こす可能性があり、長期的には慢性疼痛症候群の原因となることがあります。

3. 股関節および腰部への影響

大腿四頭筋、特に外側広筋の過緊張は、骨盤の傾きや腰椎の過剰前弯を引き起こすことがあります。これにより、腰部への負担が増大し、腰痛や坐骨神経痛のリスクが高まります。また、骨盤や股関節のアライメントが崩れることで、下肢全体の動作効率が低下し、結果として他の部位にも二次的な問題が発生することがあります。

4. パフォーマンスとスポーツ障害

特にアスリートにおいて、外側広筋の過活動はパフォーマンスの低下やスポーツ障害に直接関連しています。例えば、サッカー選手やランナーにおいて、膝の安定性が重要であるにもかかわらず、外側広筋が過剰に緊張することで、パフォーマンスが低下し、疲労骨折や腸脛靭帯炎などのスポーツ障害のリスクが増加することが報告されています。

5. 介入と治療

これらの問題を解決するためには、リハビリテーションやフィジカルセラピーが重要です。筋膜リリースやストレッチング、適切な筋力強化(特に内側広筋や中殿筋の強化)を通じて、筋バランスを改善し、外側広筋の過緊張を緩和することが推奨されます。また、姿勢の改善や運動パターンの修正も長期的な予防に寄与します。

結論

前ももの外側が張っている場合、その原因は多岐にわたりますが、主に筋バランスの乱れが原因であり、それによって膝関節や腰部、股関節などの他の部位にも影響を及ぼす可能性があります。したがって、早期の介入と適切な治療が重要であり、これにより症状の進行や他の関連障害のリスクを軽減することができます。

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